連続性と変化 2
社会・文化的同一性が深刻な危機にさらされるために、人びとの大半は一時的に移動しなくなることがありうるが、長年月つちかわれたある種の習慣がなくなることは、有益な場合もあります。
いくつかの実験をふくむ適応過程は、開発計画立案者に選択の機会を提供します。
教育程度が高く、移動しやすく、かつ革新的な湖盆住民に関しては、このことはとくによくあてはまります。
人口の中でこのような部分が増加すると、急に急進的な変化が生じます。
そのため、アメリカのテネシー川流域のあちこちの湖盆で生じた経済的変化の初期の就業機会は、たとえばアフリカのカリパ・ダムにおける場合をしのいでいました。
それでも強制立退きの場合には、若くて進歩的な人びとも、年とった保守的な人びとも、全員が移住させられねばなりません。
高度の教養と移動可能性をもった脱工業諸国においてさえも、地方の住民は都市の住民にくらべて、伝統に生きる年とった人びとを多くふくむ傾向があります。