連続性と変化
貯水池造成と関連して移住しなければならない人びとにとって、連続性ということは重要です。
政府内部での理性の動揺と、地域での信用の失墜は、移住問題にはつきもののようです。
しかし、どの人造湖の移住期間においても、イデオロギーの急激な変化は記録されたことがありません。
むしろ2つの補完しあう対立機構が観察されてきています。
1つの機構は、行動パターンの全目録がそれによって減衰させられる社会・文化的後退の形になります。
もう1つの機構は外に向けられており、まず移住の脅威への適応を、ついで新しい環境への適応の週程をつくり出します。
この時点で行動のある劇的な変化、たとえば農民が実験的に漁業に専業したり、借地人が地権者になったりする変化がおこりうる場合もあります。
しかし、移住者たちにまつわる変化は、相対的に固定された文化的目標に到達しつづけるために変化しなければならない程度でしかないようです。
この2つの機構のどちらも、変化をひきおこすための政府の試みにとって、必ずしも否定的意味をもっているとはかぎらないのです。